パキスタンスター
性齢 | セ5 |
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父 | Shamardal |
母 | Nina Celebre |
母の父 | Peintre Celebre |
調教師 | A.クルーズ(HK) |
昨年のクイーンエリザベス2世カップではネオリアリズムをクビ差まで追い詰め2着。当然、今年は地元勢の先頭に立っているはずだった。しかし、シーズン最終戦に選んだ次戦のG3プレミアプレートで思わぬ騒動を巻き起こす。1800m、5頭立ての一戦では単勝1.2倍の圧倒的1番人気に推されたが、ゲートから200mほど進んだ所で戦意喪失。一時は走るのをやめてしまい、勝ち馬から59秒も遅れてゴールしたのだった。この失態によって調教再審査を課されたパキスタンスターは復帰の目途を立てられず、上半期の大一番である香港カップ回避を余儀なくされた。
再始動は2月のG1香港ゴールドカップだった。ゲートを煽るように出たものの行き脚はつき、レコードで逃げ切ったタイムワープの背後を終始スムーズに追走。1馬身1/4差の4着と、8か月ぶりの実戦としては上々の内容を残した。次戦も4着だったが、久々のマイル戦でトップハンデという条件なら許容可能だろう。問題は前走のG2チェアマンズトロフィーで、ゲートこそスムーズに出た一方、徐々に追走が怪しくなり、一時は馬群から5馬身余り置かれる事態に。J.モレイラ騎手の叱咤を受けて気を取り直し、猛然と4着まで追い上げたものの、再び調教再審査を課されてしまった。課題を4月20日にクリアして今回の出走にはこぎつけたが、その実力を発揮できるか判然としない現状がある。
パキスタンスターの競馬データ