香港スプリント

Hong Kong Sprint

2018/12/9(日) 15:40発走

シャティン競馬場

ファインニードル

ファインニードル
性齢 牡5
アドマイヤムーン
ニードルクラフト
母の父 Mark of Esteem
調教師 高橋義忠

2012年と2013年に香港スプリントを連覇して歴史の扉を開いたロードカナロアは、初年度産駒からアーモンドアイやステルヴィオを輩出し、種牡馬としても時代を変えようとしている。ファインニードルが同じ域に近づけるかは今後の時間が教えてくれるが、目下の充実ぶりはその可能性を感じさせるほど著しい。

高松宮記念を制して臨んだ4月のチェアマンズスプリントプライズではアイヴィクトリーに完敗を喫したものの、当時はひとまず日本の頂点に立ったばかりで発展途上の段階。それでも前年の覇者ラッキーバブルズに先着し、初遠征の中で香港の強豪を相手に目途の立つ結果を残すことはできた。

迎えた今秋の2戦では、春からのスケールアップを感じさせるに十分な勝ちっぷりを披露。セントウルSは外枠、最重量など不利な条件を問題にせず、逃げ粘るラブカンプーを楽々と退けた。前走のスプリンターズSは内で先行した馬たちが粘り込む展開の中、終始馬群の外を追走して中団から1頭だけ違う脚勢で差し切り。着差(クビ)以上の内容で春秋スプリントG1制覇を果たし、チェアマンズスプリントプライズを除けば今季負けなしの重賞4連勝とした。日本で頭ひとつ抜けた存在となっていることは間違いなく、完成の域に達してきた現状で迎える2度目の香港遠征は大いに楽しみだ。

ファインニードルの競馬データ