香港マイル

Hong Kong Mile

2019/12/8(日) 16:35発走※出走日時は日本時間

シャティン競馬場

ノームコア

性齢 牝4
ハービンジャー
クロノロジスト
母の父 クロフネ
調教師 萩原清

“最速マイラー”のスピードは香港でも通用するか。マイラーとして素質を大きく開花させたノームコアにとって、この香港マイルは真価を問われる一戦となる。2歳時にデビュー2連勝で特別勝ちと素質の高さを示していたが、半年の休養明けで迎えた3歳初戦のフラワーカップと次戦のフローラステークスでともに3着とあと一歩及ばず、クラシックには無縁の春を送った。仕切り直した秋には紫苑ステークスで重賞初制覇を飾り、秋華賞の優先出走権を獲得したものの、今度は疲労により本番を回避と3歳時はリズムに乗り切れなかった。

4歳を迎えた今年は2戦目の中山牝馬ステークスで自己最悪の7着に敗れたが、デビュー2戦目から1年8か月ぶりの1600mとなったヴィクトリアマイルでは、これまで噛み合わなかった日々を清算するかのような会心のレースを披露。絶好の4番枠から中団を進んだノームコアは、ゴール前の接戦を制してG1初制覇を果たす。走破時計の1分30秒5は当時、日本レコードだけでなく、マイル戦の世界歴代最速タイムとなった。その後に骨折が判明したものの、復帰戦の富士ステークスでは強烈な末脚で牡馬たちを一蹴。マイル重賞2連勝とし、改めて適性の高さを証明した。牝馬限定のG1、牡馬相手のG3から一段と相手関係が強化する今回は試金石だが、元世界一の持ち時計がモノを言うことがあるかもしれない。