アドマイヤマーズ
性齢 | 牡3 |
---|---|
父 | ダイワメジャー |
母 | ヴィアメディチ |
母の父 | Medicean |
調教師 | 友道康夫 |
2015年のダノンプラチナ以来、日本の3歳馬として2頭目の香港マイルに挑むアドマイヤマーズ。両雄には2歳王者という共通点があるが、3歳同期比ではNHKマイルカップを制したアドマイヤマーズの実績が上回っている。ダノンプラチナは皐月賞11着からの休養明けで富士ステークスを快勝したが、続く香港マイルでは7着に終わった。しかし直線で手綱を引く不利がありながらも4着とは1馬身足らずの差しかなく、実績上位のアドマイヤマーズであれば、それ以上を狙えるはずだ。
気になるのは自己最悪の9着に沈んだ前走の富士Sの内容だが、ダノンプラチナは3歳馬の別定重量54kgで快勝したのに対し、NHKマイルCを勝っているアドマイヤマーズは3kg重い57kgを課せられていた。これは古馬に換算すれば59kgに相当する酷量。そのうえ、このレースに出走した古馬で57kgは2頭しかおらず、その他の馬より重い斤量を負担という、アドマイヤマーズにはかなり厳しい条件での戦いだった。
もともと好位差しの安定感ある取り口が持ち味で、距離の長い皐月賞でも4着に踏ん張るなど大崩れのなかったタイプ。富士Sの敗因が斤量差にあるならば、ひと叩きの効果と定量の相手関係で前進も可能だろう。来年は国内マイル戦線のけん引役を期待される立場でもあり、ここは見せ場以上の結果を残してほしい。