インハータイム
性齢 | 牝7 |
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父 | Time Thief |
母 | Hell It's Hot |
母の父 | Zeditave |
調教師 | K.リース |
検疫上の問題により、2017年の秋から豪州政府によって制限されていた香港から豪州への移動が今春に緩和され、豪州調教馬が2016年以来となる香港スプリント参戦を果たす。G1昇格後に豪州調教馬の香港スプリント制覇はないものの、短距離戦の充実とレベルの高さは世界屈指。香港のハイレベルな短距離馬たちの一大供給地にもなっているだけに、豪州調教馬の再参戦はレースの活性化につながるはずだ。
その口火を切るのがG1レース2勝を誇るインハータイム。今季で7歳を迎えたベテラン牝馬だが、3歳でのデビューから6歳終了まで通算25戦、シーズン平均6レース少々と、連闘策や中1週もめずらしくない豪州馬ながらあまり使い込まれてはいない。4歳夏に重賞初制覇から本格化し、さらにG1を4連戦して2着と3着が各1回と勝利に迫った。
明け5歳も始動戦で重賞を勝ち、3戦目にはG1で再び2着と順調だったが、蹄を痛めて一頓挫。しかし、仕切り直しの秋初戦で今や香港の名手となったZ.パートン騎手を背に待望のG1初制覇を飾った。6歳を迎えた2018/2019シーズンは2月にブラックキャビアライトニングで2度目のG1制覇を果たし、元気なところを見せている。前走のG1スプリントクラシックは3着だったが、昨年の2着と比較しても大きな衰えは感じさせていない。