注目馬NOTABLE HORSE

ゴールデンシックスティ

性齢 セ6
Medaglia D'oro
Gaudeamus
母の父 Distorted Humor
調教師 K.ルイ

今年の香港国際競走4レースの中で注目度ナンバーワンはゴールデンシックスティだろう。ここまで14戦13勝。唯一の黒星は1200mから距離を延ばし、初の1400mで折り合いを欠いた3歳最終戦しかない。明け4歳の昨季は1200mから仕切り直して徐々に距離を延ばすと、年明けのチャイニーズクラブチャレンジCで重賞初制覇を飾り、その後に史上2頭目の香港4歳三冠を達成した。

一冠目の香港クラシックマイル(1馬身1/4差)、二冠目の香港クラシックC(1/2馬身差)、そして香港ダービー(クビ差)と距離を延ばすごとに着差は縮まったが、二冠目は勝負所からブロックされて仕掛けを待たされ、香港ダービーは自身の背後からまくった最低人気馬の奇襲を1頭だけ追い掛けて捕らえたもの。3着馬は3馬身離しており、いずれも着差以上に強い内容を残している。

三冠達成後はクイーンエリザベス2世C参戦の計画もあったが休養を優先。今季は9月末のセレブレイションCから始動すると、前走のジョッキークラブマイルまで重賞3連勝を決めている。初戦と2戦目のシャティントロフィーでは、マイル王として君臨したビューティージェネレーションより4.5kg以上軽いハンデだったこともあり、定量で戦う今回は王位継承の試金石となるが、突破できれば新たなマイル王の時代が幕を開ける。