香港カップ
2021/12/12(日) 17:35発走 シャティン競馬場
性齢 | 牝5 |
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父 | ディープインパクト |
母 | シェルズレイ |
母の父 | クロフネ |
調教師 | 高野友和 |
破竹の快進撃でG1を制した勢いを取り戻せるか、香港Cはレイパパレにとって真価を問われる一戦となる。昨年の今ごろは秋華賞でデアリングタクトの三冠達成を脅かす有力候補に挙げられていた。しかし、無念の除外。代わりに秋華賞の直前に行われた自己条件を完勝すると、重賞初挑戦のチャレンジCも古馬を相手に横綱相撲で快勝し、G1級の評価に結果で応え続けた。
そして、そんな周囲の思いを汲み取るかのように、今季初戦の大阪杯で圧巻のレースを披露する。昼過ぎから降りはじめた大粒の雨に苦しむどころか味方につけ、422kgの小さな馬体を躍動。果敢に先手を奪うと三冠馬コントレイル、マイル女王グランアレグリアら、はるか格上の強豪に影も踏ませず逃げ切った。キャリア6戦での古馬混合G1制覇は史上5頭目の最少タイ記録、無敗となると3頭目の快挙で、中距離戦線にポスト・アーモンドアイの誕生を予感させた。
ところが、宝塚記念ではクロノジェネシスに完敗したばかりか、逃げたユニコーンライオンも捕らえ切れずに初黒星。休養から明けたオールカマー、そして前走のエリザベス女王杯も牝馬に先を越されてしまった。この3連敗は2200mの距離がやや長かった感もあるだけに、大阪杯と同じ2000mの今回は正念場。勝って実力を証明したい。