香港カップ

2021/12/12(日) 17:35発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

パンフィールド

性齢 牡6
Lookin At Lucky
Esterina
母の父 Orpen
調教師 A.ミラード

最近10年の香港Cで地元勢は日本調教馬に6勝4敗の勝ち越し。この5年では2勝3敗と日本馬に押され気味だが、今年のメンバーは昨年の香港Cに出走歴がなく、春のクイーンエリザベス2世Cからもグロリアスドラゴンの1頭しかいない。ほぼ一新の顔触れとなり日本勢も油断は禁物だ。その中で、距離実績を含めて総合的に評価するならパンフィールドが不気味に映る。

豪州やニュージーランド産馬が多い香港にあって、パンフィールドは同じ南半球でもチリ生まれの変わり種。現地でG1レース3勝の実績を築いて香港に移籍し、1年のブランクを経て昨年11月から新たなスタートを切ると、4戦目にして初勝利を挙げた。そして、当初からA.ミラード調教師が2000~2400m向きと見ていた通り、目標の香港ダービーでも3着に善戦。2戦後のチャンピオンズ&チャターCでは単勝18倍(6番人気)を覆し、王者エグザルタントらを相手に早くも移籍後初のG1制覇を果たした。

それから5か月の休養を挟んだ今季は、初戦のシャティントロフィーで1600mにも対応して重賞2勝目。続く前走のジョッキークラブCは最下位の7着に敗れたが、1200m通過が1分19秒17という異例の超スローペースだけに度外視できる。今回の相手関係でどこまで通用するか、この先を含めて目を離せない存在だ。