香港マイル

2021/12/12(日) 16:55発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ヴァンドギャルド

性齢 牡6
ディープインパクト
スキア
母の父 Motivator
調教師 藤原英昭

春のドバイターフで2着に善戦し、海外遠征に目途を立てたヴァンドギャルド。前走のブリーダーズカップマイル挑戦はG1初制覇への妙手に思われた。しかし、チャンスは一瞬にして潰えてしまった。ヴァンドギャルドはゲートで半馬身ほど出遅れると、次の一歩では両サイドから挟まれる格好になって後退。後方に追いやられる一方でレースはスローペースに終始し、全く流れに乗れないまま12着に沈んだ。この香港マイルで再戦する英1000ギニー馬マザーアースも最後方から10着。後方の馬に勝機はなかった。

その悔しさをぶつけたい今回だが、日本の現役トップクラスに香港の雄ゴールデンシックスティがいる相手関係はBCマイル以上。ここで金星を挙げるには、前走で恵まれなかった運を味方につける必要がある。ただし、チャンスは残っているかもしれない。

ヴァンドギャルドは昨年の富士Sをはじめマイル戦で4勝しているが、1着時は最速でも1分33秒2(2019年1勝クラス)と、高速化が著しい日本において比較的時計を要している。持ち時計は昨年のマイルCSで記録した1分32秒5が最速で、当時は枠順が隣のサリオス(5着)に半馬身差だった。過去10年で香港マイルの最速タイムは1分33秒25(2019年アドマイヤマーズ)。シャティン競馬場の芝で変わり身を見せる余地はある。