香港マイル

2021/12/12(日) 16:55発走 シャティン競馬場

沿革HISTORY

香港マイル(G1)
2021年12月12日 (日) 16:55[現地時間 2021年12月12日 (日) 15:55]
香港 シャティン競馬場
芝右1600m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.25kg 3歳=牡・セン馬 56.5kg(同南半球産 51.25kg)、牝馬55kg(同南半球産49.5kg)

賞金総額:2600万香港ドル(約3億9000万円)
1着賞金:1482万香港ドル(約2億2230万円)
※1香港ドル=15円で換算



総賞金が前年比100万香港ドル(約1500万円)、1着賞金も同57万香港ドル(約855万円)増額され、芝1600m(8ハロン)のG1レースとして世界最高額。安田記念とマイルCS(総額2億4800万円、1着1億3000万円)との比較では総額、1着賞金とも1億円前後の開きがある。

1991年に香港招待ボウルの名称で創設されたレースは、1994年の国際G3格付けから翌年にはG2へと昇格。当初の施行距離は1400mだったが、1999年に香港スプリントの新設を受けて距離を1600mに延伸するとともに名称も香港マイルへと改め、翌2000年にG1昇格を果たした。

香港招待ボウルから香港マイルに改称するまでは外国馬が11連勝して圧倒的に優勢だったが、2002年にオリンピックエクスプレスが地元勢として初優勝すると様相は一変。2006年から2018年までの13回で12勝するなど外国勢を寄せつけないレベルに成長した。この間には香港国際競走の4レースの中で唯一の記録となる3連覇(グッドババ)も達成されている。

G1昇格後は支配的な香港勢に対し、対抗勢力として気を吐いているのが日本調教馬で、2001年のエイシンプレストンを皮切りに、外国勢が手にした5勝のうち4勝を挙げている。2005年にはハットトリックが優勝し、その翌年から始まった香港勢の連勝も2015年のモーリスが止めた。また、2019年のアドマイヤマーズは3歳馬としてレース史上初制覇(G1昇格後)の快挙を成し遂げている。