香港ヴァーズ

2021/12/12(日) 15:00発走 シャティン競馬場

沿革HISTORY

香港ヴァーズ(G1)
2021年12月12日 (日) 15:00[現地時間 2021年12月12日 (日) 14:00]
香港 シャティン競馬場
芝右2400m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.25kg 3歳=牡・セン馬 55kg(同南半球産 50.25kg)、牝馬53kg(同南半球産 48.5kg)

賞金総額:2000万香港ドル(約3億円)
1着賞金:1140万香港ドル(約1億7100万円)
※1香港ドル=15円で換算



1994年にリステッドの香港国際ヴァーズとして創設され、2年後には国際G2の格付けを受けた。香港ヴァーズに改称したのは1999年のことで、翌2000年にG1昇格を果たして現在に至る。

香港では長距離カテゴリーのレース数が少ないこともあって地元勢が苦戦傾向にあり、歴史的に中心を担ってきたのは欧州調教馬。G1昇格後の21回でフランス7頭、英国6頭(UAEの1頭を含む)、アイルランド3頭と勝率は8割に迫る。フランスのドクターディーノは連覇(2007、2008年)、アイルランドのハイランドリールも2勝(2015年、2017年)し、G2時代に連覇した英国のルソー(1996、1997年)を含め、2勝したのも全て欧州からの遠征馬となっている。

香港勢の初優勝はジャパンCでも2着があるインディジェナス(1998年)によるもので、G1昇格後では2013年のドミナントが初制覇。2018年にはエグザルタントが3頭目の優勝を果たしているが、これらの3頭も元は欧州でデビューし、香港に移籍馬してきた背景がある。

日本調教馬は2001年にステイゴールドが引退の花道を飾って初優勝。2勝目は2016年のサトノクラウンまで待つことになったが、2017年にトーセンバジルが3着、2018年もリスグラシューが2着に善戦し、2019年にはグローリーヴェイズが2分24秒77のレースレコードで3勝目を挙げ、近年は上位争いの常連になろうとしている。