香港スプリント
2021/12/12(日) 15:40発走 シャティン競馬場
性齢 | 牡7 |
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父 | ロードカナロア |
母 | スピニングワイルドキャット |
母の父 | Hard Spun |
調教師 | 安田隆行 |
昨年の香港スプリントで父ロードカナロアとの親子制覇を成し遂げ、日本に3勝目をもたらしたダノンスマッシュ。それは自身にとってのG1初制覇というだけではなく、日本のスプリンターにとっても価値ある1勝となった。ダノンスマッシュのG1実績は直前のスプリンターズSでの2着が最高。高松宮記念とスプリンターズSを春秋制覇するような現役最強馬でさえ完敗してきたレースをG1未勝利の身で制したことは、ぶ厚い壁を突き破った父に続くエポックメイキングと評価できるだろう。
帰国後は高松宮記念も制し、G1連勝で名実ともに国内最強へと上り詰めた。しかし、次戦のチェアマンズスプリントプライズで香港に再遠征すると、香港スプリントと大きく変わらない相手関係に見せ場らしい見せ場を作れずに完敗。安田隆行調教師は高松宮記念から中3週のレース間隔に敗因を求め、その後はスプリンターズSへの直行を選択したが、得意のはずの休み明けでも早々に鞍上の腕が動きはじめて6着と精彩を欠いた。
ここ2戦の内容は気になるところだが、スプリンターズSからの臨戦は結果を出した昨年と同様だけに、変わり身の余地は少なからずあるはず。今回はピクシーナイトとの現役最強をかけた戦いに勝ち、父子二代での連覇という偉業のためにも巻き返したい。