香港スプリント
2021/12/12(日) 15:40発走 シャティン競馬場
性齢 | セ6 |
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父 | El Roca |
母 | Gould |
母の父 | Danehill Dancer |
調教師 | K.ルイ |
ハイレベルで知られる香港のスプリント戦線が、この1年余り混沌とした状況に陥っている。そうした中で台頭してきた1頭がラッキーパッチ。ファストネットロック産駒の父エルロカは現役時代にG1未勝利ながら、近親にジ・エベレスト連覇のレッドゼルがいる血統で、遺伝子に豊かなスピードを内包しているようだ。
ラッキーパッチの昨シーズンは4歳三冠戦に挑むも、香港クラシックマイル(4着)から香港クラシックC(12着)と後退して香港ダービーを断念。その後はスプリント戦に専念し、6月のG3プレミアC(1400m)は差し決着の中で4角先頭から4着、続くクラス1のハンデ戦(1200m)ではストロンガーやコンピューターパッチら重賞の常連に2馬身余りの差をつけて快勝し、それぞれ軽ハンデながらもトップクラスとのレースに目途を立てた。
そして、今シーズンは9月5日の開幕早々に始動。3戦目のG2プレミアボウルで重賞初制覇を飾ると、前走のG2ジョッキークラブスプリントでも2着に3/4馬身差をつけて重賞連勝としている。昨シーズンのプレミアCでは最軽量の斤量113ポンド(約51.5kg)で4着だった馬が、プレミアボウルは中位ハンデの122ポンド(約55.5kg)、ジョッキークラブスプリントも別定重量の123ポンド(約56kg)で連勝しているように力をつけているのは明らか。一気に頂点を極める可能性も十分だろう。