香港ヴァーズ
2021/12/12(日) 15:00発走 シャティン競馬場
性齢 | 牡7 |
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父 | ディープインパクト |
母 | メジロツボネ |
母の父 | スウェプトオーヴァーボード |
調教師 | 尾関知人 |
強烈な瞬発力でG1初制覇を飾った香港ヴァーズに、グローリーヴェイズが再び参戦する。当時はラッキーライラックとエグザルタントに人気を譲り3番手評価(日本発売分)だったが、馬群の中から一瞬の加速で突き抜け、両馬に3馬身余りの差をつける圧勝劇。2分24秒77の走破時計は2016年のサトノクラウンによる記録を1秒45も更新するレースレコードだった。
初遠征で結果を出した後はドバイシーマクラシックを狙うも、現地到着後に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催中止のアクシデント。再調整して臨んだ宝塚記念は香港ヴァーズから14kg増の太目残りもあって17着に大敗した。思わぬ形で歯車が狂ってしまったが、立て直した京都大賞典で久々の勝利を手にすると、三冠馬対決に沸くジャパンCでも大きな見せ場を作ってスケールアップを印象づけた。
そして、今年は金鯱賞から再び香港に遠征し、クイーンエリザベス2世Cで2着に善戦。自身には距離不足の2000mでラヴズオンリーユーの3/4馬身差に食い下がり、シャティン競馬場との相性の良さを確認するには十分な内容を残した。それから5か月ぶりの実戦となった前走のオールカマーは、これまでは不得手と思われてきた小回りで坂のあるコースに対応して3着。6歳でなお進化を感じさせ、2年前と近いレース間隔で臨む今回も勝利の期待は大きい。