香港ヴァーズ

2021/12/12(日) 15:00発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ステイフーリッシュ

性齢 牡7
ステイゴールド
カウアイレーン
母の父 キングカメハメハ
調教師 矢作芳人

父ステイゴールドが悲願のG1制覇を飾り、劇的にラストランを飾った舞台で息子も主役を演じられるか──。デビュー4戦目の京都新聞杯で重賞初制覇を飾り、次戦ではダービーにも出走。前途洋々に思われたステイフーリッシュだが、それから3年余り、重賞どころか1つの白星も挙げられないまま、6歳の暮れを迎えることになってしまった。

デビュー2戦目のホープフルSから前走の福島記念まで、ほぼ4年間に渡って重賞のみ27戦し、強豪ばかりと対戦を重ねる中で2着は5回、3着も7回。2019年の京都記念では1着にクビ差と勝利に手を掛けるところまで行ったが、惜敗の多さ故にいつしか父が返上した“善戦マン”の継承者となっていた。その一方で、4着と5着の計5回を合わせば過半数は掲示板に載る堅実性を備え、大きな故障もなくコンスタントに活躍を続けてきた長所も父譲り。だからこそ、このまま終わる器ではないと期待したくなる面がある。

父は6歳5月の目黒記念で重賞初制覇を飾り、7歳の香港ヴァーズで引退するまでさらに重賞3勝を追加した。ステイフーリッシュはまだ6歳。2月の京都記念では僚馬ラヴズオンリーユーの2着があり、9月のオールカマーは今回も対戦する優勝候補のグローリーヴェイズと半馬身ない接戦だった。起死回生のチャンスは残っているはずだ。