香港ヴァーズ

2021/12/12(日) 15:00発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

モーグル

性齢 牡5
Galileo
Shastye
母の父 Danehill
調教師 A.オブライエン

日本調教馬が不在だった昨年の香港ヴァーズで中団から突き抜け、エグザルタントに3馬身差をつけて圧勝したモーグル。レース後にはA.オブライエン調教師をして「2021年はモーグルの年になるのではないかと考えている」と言わしめる力強いパフォーマンスを披露したが、名伯楽の期待に反して今年は低空飛行が続いている。

初戦のドバイシーマクラシックでは日本発売分でクロノジェネシスに次ぐ2番人気に評価されるも、直線で激しい叩き合いを演じるクロノジェネシスやラヴズオンリーユーに6馬身余り離されて7着。欧州に戻って初戦のガネー賞でも格下相手に3着と不覚を取ると、続くコロネーションCは道悪に脚を取られて今回も対戦するパイルドライヴァーに大敗した。仕切り直しの前走も相手関係を落としたG3ルー賞で6着。前走のBCターフはリザーブのまま出走機会さえ得られなかった。

昨年の欧州では良馬場が続き、パリ大賞と香港ヴァーズのG1レース2勝はともに瞬発力を生かした勝利。それに対して今年の欧州では渋った馬場での戦いが続いた不運はある。ただ、全兄のジャパンは4歳以降にG3を2勝しただけで、やや成長力に欠ける面があったのは気になるところ。シャティン競馬場は抜群の適性を証明している上に良馬場も期待できそうなだけに、今回は内容を伴わせた上で結果が欲しい。