香港ヴァーズ

2021/12/12(日) 15:00発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

パイルドライヴァー

性齢 牡5
Harbour Watch
La Pyle
母の父 Le Havre
調教師 W.ミューア&C.グラシック

欧州勢は香港国際競走で影が薄くなってきているが、唯一、例外的に活躍し続けているのが香港ヴァーズ。パイルドライヴァーは今年の出走馬でグローリーヴェイズより1ポンド重い121ポンドの最高レーティングに評価されている強豪だ。

評価の決め手となったのが6月のG1コロネーションCで、ディープインパクト産駒のスノーフォールが圧勝した英オークスと同日に、エプソム競馬場の重馬場で激闘を制したもの。その後にキングジョージを狙っていたもののトモの筋肉を痛めて回避し、11月13日のリステッドで5か月ぶりの復帰戦を飾った。

コロネーションCが道悪、復帰戦の前走はオールウェザーということもあり、力の要る馬場でこそのタイプという印象があるが、直近2戦の結果で決めつけるのは早計だろう。今年の初戦はニューマーケット競馬場のG2ジョッキークラブSで2着、昨年は英セントレジャー前哨戦のG2グレートヴォルティジュールSを勝っている。ともに2400m前後の距離だが、前者は直線部分が英国最長の2000mある舞台で堅良、後者も直線が1000m近くあるコースで良発表の馬場状態だった。父ハーバーウォッチは香港マイル(2019年)やクイーンズシルバージュビリーC(2021年)など、香港でG1レース3勝のワイククを輩出しており、パイルドライヴァーがシャティン競馬場に適応する可能性は大いにある。