香港スプリント(G1)
2023年12月10日 (日) 15:50[現地時間 2023年12月10日 (日) 14:50]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:牡・セン馬 57kg、牝馬 55.25kg(南半球産3歳は各4kg減)
賞金総額:2600万香港ドル(約4億6800万円)
1着賞金:1456万香港ドル(約2億6208万円)
※1香港ドル=18円で換算
香港国際競走の4レースで最も遅い1999年にリステッドの格付けで創設され、当初は直線1000mで行われていた。その後は2000年の国際G3から2001年の国際G2と1年ごとに格上げされ、創設4年目の2002年に早くも国際G1に昇格。2006年には直線からコーナーありの1200mに施行条件が変更となり、これをもって1200mから400m刻みで4つのG1レースが組まれる香港国際競走の形となった。
レースは地元の香港調教馬が圧倒的に強く、G1昇格後では2002年から2009年まで8連勝、2014年から2019年まで6連勝するなど、2022年までの21回で17勝と外国からの遠征馬を寄せつけていない。外国調教馬は2010年のジェイジェイザジェットプレーン(南アフリカ)、2012年と2013年に連覇した日本のロードカナロア、2020年のダノンスマッシュの3頭で計4勝止まり。G3およびG2時に連覇したファルヴェロン(オーストラリア)と合わせても計6勝に過ぎない。
また、G1昇格後に香港スプリントを連覇したのはロードカナロアの他にサイレントウィットネス(2003、2004年)、ミスタースタニング(2017、2018年)の計3頭。セイクリッドキングダム(2007年、2009年)とエアロヴェロシティ(2014年、2016年)も2勝している。なお、2013年にロードカナロアが2着馬につけた着差(5馬身)はレースレコード。
2023年の賞金総額は前年から200万香港ドル増額の2600万香港ドル(約4億6800万円)、1着賞金は1456万香港ドル(約2億6208万円)。高松宮記念とスプリンターズS(総額3億6820万円、1着1億7000万円)をそれぞれ約1億円上回っている。