アプリンスオブアラン
性齢 | セ5 |
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父 | Shirocco |
母 | Storming Sioux |
母の父 | Storming Home |
調教師 | C.フェローズ |
G1レースのトライアルといえば、多くが本番1か月ほど前に実施される。凱旋門賞やブリーダーズカップでも変わりはないが、メルボルンCでは最大の前哨戦であるコーフィールドCが2週少々前、そして勝ち馬に優先出走権が与えられるG3ホッサムH(=レクサスS)に至っては、わずか3日前に行われる。しかも、2000年のブリューと2009年のショッキングの2頭には、この強行軍を克服して豪州競馬の祭典を制した実績がある。ちょうど10年周期に該当する2018年、そこに滑り込んだのがアプリンスオブアランだ。
長距離のハンデ戦を中心にキャリアを積み、本拠地の英国では重賞未勝利の身だったが、メルボルンCの出走へラストチャンスのホッサムHでついに重賞初制覇。6月には米重賞で3着に入るなど、夏以降は安定して力を発揮している。
また、豪州入り初戦だった2走前のハーバートパワーSではユカタンの3着に敗れたが、馬群の外から伸び伸びと走り切ったユカタンに対し、アプリンスオブアランは中団馬群のラチ沿いに捕まり、直線半ばまで満足に追えていない。また、両者の間では1kg重かったプリンスオブアランの斤量が今回は1.5kg軽くなる。都合2.5kgも有利になるなら現地ブックメーカー1番人気の相手にも逆転のチャンスはあるだろう。
アプリンスオブアランの競馬データ