プリンスオブウェールズステークス

2022/6/15(水) 23:40発走 アスコット競馬場

レース傾向(STATS)

ロイヤルアスコット開催の2日目メインを飾るプリンスオブウェールズS。
今年は昨年のダービー馬シャフリヤールが日本から参戦を予定している。出走馬レーティング及び過去10年のデータより、プリンスオブウェールズSのゲート番別、性齢別、単勝オッズ別、前走レース別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ベイブリッジ

    122

  • シャフリヤール

    120

  • ステートオブレスト

    119

  • グランドグローリー

    119

  • ロードノース

    118

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが6月14日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは前走・ブリガディアジェラードステークスを制したイギリスのベイブリッジで122、次いで日本のシャフリヤールの120となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 3 1 5 10% 40% 50%
2 0 1 1 8 0% 10% 20%
3 1 0 3 6 10% 10% 40%
4 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
5 0 2 0 8 0% 20% 20%
6 3 1 1 4 33.3% 44.4% 55.6%
7 3 1 1 4 33.3% 44.4% 55.6%
8 0 1 3 2 0% 16.7% 66.7%
9 1 0 0 2 33.3% 33.3% 33.3%
10 0 0 0 3 0% 0% 0%
11 0 0 0 2 0% 0% 0%

過去10年で最も勝利を輩出しているのが6番ゲートと7番ゲート、連対率、3着内率にまで広げると1番ゲート、9番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者ラブも6番ゲートだった。

昨年の覇者ラブ(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
4歳 4 7 6 24 9.8% 26.8% 41.5%
5歳 5 2 3 16 19.2% 26.9% 38.5%
6歳 1 1 1 7 10% 20% 30%
7歳以上 0 0 0 4 0% 0% 0%

最も勝利回数が多いのは5歳の5勝。次いで4歳の4勝となっている。7歳以上は3着内に入線したこはなく苦戦が予想される。2015年は3着までを4歳馬が独占した。

2015年に優勝したフリーイーグル(Photo by Getty Images)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 7 8 46 11.6% 21.7% 33.3%
牝馬 2 3 2 5 16.7% 41.7% 58.3%

過去10年は牡馬・セン馬が8回勝利している。牝馬の優勝は2回だが、連対率は41.7%、3着内率は58.3%と決して成績は悪いわけではなく、軽視は禁物だ。昨年は牝馬によるワンツーフィニッシュだった。

昨年2着のアウダーリャも牝馬だった(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 25% 44.4% 66.7%
10倍~29.9倍 3.6% 14.3% 21.4%
30~49.9倍 0% 0% 0%
50~99.9倍 0% 0% 0%
100倍以上 0% 0% 0%

過去10年の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満の馬が勝率・連対率・3着内率ともに最も高い。次いで10倍~29.9倍の馬となっている。30倍以上の馬は3着内に入線したことがなく、人気馬が順当に勝利する傾向にありそうだ。2019年は4.0倍の2番人気と2.6倍の1番人気で決まる堅いレースとなった。
※2019年はJRA発売オッズ、他の年は現地オッズ。

堅い決着となった2019年。勝ったのは2番人気のクリスタルオーシャンだった。(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

プリンスオブウェールズステークスにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
タタソールズゴールドカップ(愛・G1) 2 4 0
ブリガディアジェラードステークス(英・G3) 2 2 2
コロネーションカップ(英・G1) 1 2 1
イスパーン賞(仏・G1) 1 0 0
ドバイターフ(UAE・G1) 1 0 0
英チャンピオンステークス(英・G1) 1 0 0
ヨークシャーオークス(英・G1) 1 0 0
アストンパークステークス(英・G3) 1 0 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 0 1 1
クイーンエリザベスステークス(豪・G1) 0 1 0
ガネー賞(仏・G1) 0 0 2
ジェベルハッタ(UAE・G1) 0 0 1
ハクスリーステークス(英・G2) 0 0 1
ゴードンリチャーズステークス(英・G3) 0 0 1
ハンデ戦 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。アイルランドのタタソールズゴールドカップとイギリスのブリガディアジェラードステークスが2勝ずつを挙げている。他はヨーロッパ各国の様々なレースから参戦している。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
イギリス 6 7 7 29 12.2% 26.5% 40.8%
アイルランド 4 3 1 8 25% 43.8% 50%
フランス 0 0 2 1 0% 0% 66.7%
アメリカ 0 0 0 4 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 3 0% 0% 0%
UAE 0 0 0 3 0% 0% 0%
日本 0 0 0 3 0% 0% 0%

地元イギリスが最多の6勝。次いでアイルランドが4勝となっている。今年の有力馬の一頭であるベイブリッジもイギリスからの参戦。ヨーロッパ勢以外からの勝利はないが、果たして日本から参戦するシャフリヤールはどうか?

有力馬の一頭、イギリスのベイブリッジ(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

この先を読むにはJRA-VAN会員登録が必要です(無料)

※外部サイトに遷移します