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【世界の調教師紹介 Vol.12】ダレン・ウィアー

2018年11月21日 15:00

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オーストラリア・ヴィクトリア州のメトロポリタン(主要競馬)におけるリーディングにここ5シーズン続けて輝く伯楽。2017/2018年シーズンにヴィクトリア州のメトロポリタンで挙げた153勝は同州のメトロポリタンにおける最多記録。また同シーズンの全豪での489.5勝(0.5勝は同着)もオーストラリア最多記録となっている。

ダレン・ウィアー調教師は1970年5月2日生まれ。ヴィクトリア州のベリウィロックという小さな町の牧場で育ち、15歳で学校を辞めて馬の世界に入った。名調教師コリン・ヘイズ(通算5333勝。ヴィクトリア州のメトロポリタンにおけるリーディングに13回)が築いた複合調教施設であるリンジーパークなどで経験を積んだ後、ヴィクトリア州スタウェルで装蹄師となった。やがて装蹄を手がけていたテリー・オサリバン調教師からの勧めもあって自身の厩舎を開業。1995年10月に初勝利を挙げた。

現在のメイン拠点となっているヴィクトリア州バララットに移動したのは2001年のこと。すると、翌年5月にはシーズアーチーでG1サウスオーストラリアンオークスを制してG1初制覇。シーズアーチーはG1メルボルンCでも2着になって、ウィアー調教師の名を世に知らしめた。

その後もしばらくは主にカントリー(メトロポリタンよりはレベルが少し落ちる競馬)で活躍していたが、徐々にメトロポリタンでも好成績を残しはじめ、ついに2013/2014年シーズンにヴィクトリア州のメトロポリタンで86勝を挙げて、リーディングタイトルを獲得。これで一流の評価を得ると、冒頭でも記したようにそこから5シーズン続けて首位の座に君臨。2015年11月にはプリンスオブペンザンスでG1メルボルンCを勝ったほか、パレンチノで2016年のG1オーストラリアンギニー、ヒューミドールで2017年のG1オーストラリアンCを制すなどビッグレースも数多く制覇。また、トーセンスターダムで2017年にG1トゥーラックHとG1エミレーツS、ブレイブスマッシュで2018年のG1フューチュリティSを制するなど元日本調教馬をG1勝利へと導いている。

近年のG1勝ち
2018年:
メムジーS(オーストラリア):ヒューミドール
サウスオーストラリアンダービー(オーストラリア):レスター
シュウェップスオークス(オーストラリア):ソプレサ
ランヴェットS(オーストラリア):ゲーロショップ
ウィリアムリードS(オーストラリア):ヘルベント
フューチュリティS(オーストラリア):ブレイブスマッシュ

2017年:
トゥーラックH(オーストラリア):トーセンスターダム
エミレーツS(オーストラリア):トーセンスターダム
ラドブロークスS(オーストラリア):ゲーロショップ
マカイビーディーヴァS(オーストラリア):ヒューミドール
サウスオーストラリアンダービー(オーストラリア):ヴォラタイルミックス
オーストラリアンC(オーストラリア):ヒューミドール
フューチュリティS(オーストラリア):ブラックハートバート
CFオールS(オーストラリア):ブラックハートバート

2016年:
キングストンタウンクラシック(オーストラリア):ストラタムスター
アンダーウッドS(オーストラリア):ブラックハートバート
マカイビーディーヴァS(オーストラリア):パレンチノ
メムジーS(オーストラリア):ブラックハートバート
グッドウッドH(オーストラリア)ブラックハートバート
サウスオーストラリアンダービー(オーストラリア):ハワードビーザイネーム
オーストラリアンギニー(オーストラリア):パレンチノ

文:秋山 響(TPC)

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