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【世界の騎手紹介 Vol.44】ヴィンセント・ホー

2020年07月29日 15:00

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香港を代表する地元騎手のひとりであるヴィンセント・ホー騎手は1990年5月25日、香港生まれ。

12歳で乗馬を習い始め、16歳で香港ジョッキークラブの競馬学校に入学。見習い時代はニュージーランドのランス・オサリヴァン調教師に師事し、彼の地で44勝を挙げて香港に帰国した。

香港では2009/2010年シーズンにデビュー。このシーズンは10勝に留まったが、翌シーズンは39勝を挙げて見習い騎手チャンピオンに君臨(全体でも7位)。2012年10月には香港での70勝目を挙げて見習いから脱した。

その後はコンスタントにシーズン20~30勝前後の勝ち星をマーク。2014/15年にはバンドルオブジョイで制したLG3ナショナルデーCを含む33勝を挙げて、地元生え抜き騎手の中では最も多くの勝ち星を挙げた(全体では7位)。

2018年のシーズンオフにはイギリスに渡り、マーク・ジョンストン厩舎のエックスレーテッドでイギリス初騎乗初勝利(ヘイドックパーク競馬場)。その後の2018/19年シーズンはホーホーカーンで制したG3クイーンマザーメモリアルC、ライズハイのG3プレミアプレートと2つの重賞を含むキャリアハイの56勝をマーク。生え抜き騎手の中で最多勝を挙げた騎手に贈られるトニークルーズ賞(2015/16年シーズンに新設)にも輝いた。

サザンレジェンドでG1初制覇を成し遂げたホー騎手。(Photo by Getty Images)

その後、2019年にも再度イギリスに渡り、今度は世界からトップ騎手が集うシャーガーCにも世界選抜として参加し、シャーガーCマイルをパワーオブダークネスで制してアスコット競馬場でも勝利を挙げた。

そして迎えた2019/20年シーズンは過去最高のシーズンとなっており、ゴールデンシックスティーとのコンビで香港クラシックマイル、香港クラシックカップ、そして香港ダービーの香港4歳クラシックシリーズを完全制覇して、1995年のA.クルーズ騎手(現調教師)以来となる地元生え抜き騎手による香港ダービー制覇を達成。さらに4月にはサザンレジェンドでG1香港チャンピオンズマイルに勝って、自身初のG1制覇を成し遂げている。

近年のG1勝ち
2020年
チャンピオンズマイル(香港):サザンレジェンド

文:秋山響(TPC)