09/05 14:57
シティオブトロイのBCクラシック予行演習が地元ファンに無料公開へ
プロフィール
類稀なる肉体的タフネスと勝負根性から、“アイアンホース”の異名を取ったジャイアンツコーズウェイ。その異名通りに鋼のごとき心身の持ち主は、馬の皮を被ったマシーンそのものだった。
デビューから4連勝を飾ったジャイアンツコーズウェイは、無敗のままクラシック戦線に突入したが、G1英2000ギニーは差し切られ2着、G1愛2000ギニーでは差し届かず2着と、持ち味を生かせないままクラシックは無冠に。しかし、G1セントジェームズパレスSでようやく得意の叩き合いとなり、ヴァレンティノを差し返して劇的に3歳マイル王の座を手中に収めた。
マイルで初勝利を挙げたばかりのジャイアンツコーズウェイだったが、次なる目標に10ハロンのG1エクリプスSを選択すると、この挑戦が最大の成功ともいうべき結果をもたらすことになる。2番手からレースを進めたジャイアンツコーズウェイは、残り3ハロンで仕掛けてきた英ダービー2着馬サキーをねじ伏せると、前年のG1タタソールズゴールドC覇者シーヴァ、クイーンアンS勝ちから臨んだカラニシの追撃を受けた。しかし、次々と背後を脅かされる厳しい展開を真骨頂の勝負根性で乗り越え、最後は一騎打ちの末にカラニシをアタマ差抑え込んだ。
勢いに乗るジャイアンツコーズウェイは、次戦のG1サセックスSで3/4馬身差、G1英インターナショナルSはアタマ差、そしてG1愛チャンピオンSも1/2馬身差と接戦をことごとくモノにし、わずか2か月半ほどでG1レースを5連勝。連戦を苦にしないタフさを武器に、瞬く間に中距離の王者へと駆け上がった。
さらに、2週後のG1クイーンエリザベス2世Sに矛先を向けたが、離れた位置での叩き合い屈して2着に終わり連勝はストップ。それでも進撃を止めずにBCクラシック遠征を敢行すると、経験のないダートで本場の猛者たちと互角に渡り合ってクビ差の2着に激走。もう一段、評価を高めて現役生活に終止符を打った。
アメリカで種牡馬入りしたジャイアンツコーズウェイは、北米リーディングサイアーに輝くこと3回、オーストラリアとアルゼンチンにシャトルされるなど現役時代と変わらぬ活躍を続け、2018年4月16日、21歳で永遠の休息についた。
生年 | 1997 |
---|---|
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
父 | Storm Cat |
母 | Mariah's Storm |
母父 | Rahy |
調教師 | A.オブライエン |
生産者 | Orpendale And Michael Tabor |
馬主 | クールモア |
通算成績 | 13戦9勝[9-4-0-0] |
距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
~1400m | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 100% | 100% | 100% |
1401m~1800m | 2 | 3 | 0 | 0 | 5 | 40% | 100% | 100% |
1801m~2100m | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 75% | 100% | 100% |
2101m~ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0% | 0% | 0% |
馬場状態 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
良馬場 | 6 | 2 | 0 | 0 | 8 | 75% | 100% | 100% |
稍重馬場 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 50% | 100% | 100% |
重馬場 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 100% | 100% | 100% |
不良馬場 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0% | 0% | 0% |