G1ダイアモンドジュビリーS、豪州から移籍のマーチャントネイビーが勝利
2018年06月24日 10:20
現地23日、ロイヤルアスコット開催最後のG1レースとして行われたダイアモンドジュビリーステークス(4歳以上、芝6ハロン)は、豪州からアイルランドへ移籍したマーチャントネイビーが叩き合いを短アタマ差で制し、通算2度目のG1制覇を飾った。
フランスから参戦のシティライトが写真判定の末に2着、アメリカから遠征したバウンドフォーノーウェアはさらに3/4差の3着。豪州から遠征したレッドカークウォリアーは10着、1番人気のハリーエンジェルはゲート内の駐立不良で大きく出遅れ、勝ち馬から22馬身余り後れて11着に大敗した。
マーチャントネイビーを管理するA.オブライエン調教師は、「最高の気分だ。彼は到着してからずっと真摯だった」と称賛。今後については「帰国することになっているが、ジュライカップに行くことになれば最高だね。プランはここ(ロイヤルアスコット)で走り、オーストラリアへ帰ることだった。たくさんの牝馬が向こうで彼を待っているから」と見解を明かしている。
なお、思わぬ形で大敗を喫したハリーエンジェルのC.コックス調教師は、「見ての通り、彼はゲートの中で落ち着きを欠き、ゲートが開いた時もまだ脚が中に残っていた」「かなりの裂傷を負ったから経過を注視しないといけない。深刻なものではないが、健康とは言えないね。皆に申し訳ない。残念なことになったけど彼が回復してくれることを願うよ」と肩を落としていた。