ザティンマン、三度目の正直で英G1スプリントC制覇
2018年09月09日 08:47
G1スプリントカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地8日にヘイドック競馬場で行われ、馬群の中を進んだザティンマンが残り1ハロンで抜け出し、ブランドの追撃を1/2馬身振り切って優勝した。
さらにクビ差の3着にグスタフクリムトが続き、連覇を狙った1番人気のハリーエンジェルは先頭で飛ばすも最後に失速して6着に敗れた。L.デットーリ騎手がエネイブルの騎乗後にケンプトン競馬場から移動できず、R.キングスコート騎手に乗り替わったジェームズガーフィールドは最下位の12着に沈んだ。
ザティンマンは2016年2着、昨年3着に惜敗しており、三度目の正直でスプリントCに優勝。G1レースも2016年の英チャンピオンズスプリントステークス、昨年のダイアモンドジュビリーステークスに続き3年連続3度目の制覇となった。
ザティンマンを管理するJ.ファンショー調教師は「最後の1ハロンは長かったけど、いい勝ち方だった。ちょっと速かったから、前の方の馬たちは疲れたね。彼は道中も良く見えたし、本当に素晴らしい馬だよ」と称賛。「この後に問題がなければ、彼をアスコット(英チャンピオンズデー)に向かわせたい」と2年ぶりの英チャンピオンズスプリントS制覇を目標に掲げた。