ファーブル調教師、BCでのエネイブル撃破は困難と予想も「チャンスはある」
2018年10月23日 11:30
フランスの名門、A.ファーブル厩舎は11月の米G1ブリーダーズカップターフに昨年の覇者タリスマニックと仏G1サンクルー大賞の勝ち馬ヴァルトガイストを送り込む。だがさすがの名伯楽も、凱旋門賞の連覇を達成した名牝エネイブルに勝つのは難しいと認めざるを得ないようだ。
タリスマニックとヴァルトガイストは、凱旋門賞でそれぞれ13着、4着とエネイブルに敗戦。BCでも苦戦が予想されている。
もっとも凱旋門賞とBCターフを連勝するのは困難と歴史が証明しており、ゴールデンホーンやディラントーマス、ダンシングブレーヴら凱旋門賞の勝ち馬がBCで苦杯をなめている。ただし今年のエネイブルは故障でシーズン前半を棒に振ったことで、凱旋門賞がまだ2戦目というこれまでにないアドバンテージがある。
ファーブル調教師は「普通は凱旋門賞を勝てばBCには向かわない。私はトランポリーノで一度挑戦したが、結果(2着)は残念なものだった。だがエネイブル級の牝馬がBCに出るのは初めてだ。万全の自信があるとは言えないが、いくらかのチャンスはあると思う。枠順などさまざまなファクターがあるからね」と語っていた。