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パキスタンスター、ドバイ遠征を見据えビューティージェネレーションに挑戦

2019年01月16日 12:48

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 現地20日のG1スチュワーズカップ(香港シャティン競馬場、芝1600m)で王者ビューティージェネレーションに挑むパキスタンスターについて、香港ジョッキークラブが公式サイトで今後の展望も含めて広報している。

「パキスタンスターは日曜日(20日)にビューティージェネレーションを負かし得る唯一の馬だよ」。今シーズンは輝きを失いつつあるパキスタンスターだが、A.クルーズ調教師は彼がスチュワーズCで香港の現役最強馬に対することにも動じず、ドバイへ向けて前進してくれるものと希望を持っている。

 ただ、クルーズ師は香港の年度代表馬を過小評価している訳でも侮っている訳でもない。パキスタンスターは10月のG2シャティントロフィーでビューティージェネレーションに一蹴された13頭のうちの1頭だ。それでも、6頭立てのスチュワーズCにおいては、世界最強マイルスペシャリストを追い詰める才気を有した存在だと信じている。

 パキスタンスターの末脚を評価するクルーズ師は「彼はトップホースに立ち向かうが、ゴールまでくっついてくるだろう」と、ビューティージェネレーションのスリップストリームに入ることを望んでいる。

 同師によるとスチュワーズCの後は香港ゴールドカップを予定しているパキスタンスターだが、その先はドバイワールドカップ(ダート2000m)とドバイターフ(芝1800m)に登録がある。

「彼をドバイに連れていきたい。彼なら可能だと信じている。輸送は問題ないが、ひとつ挙げるなら彼には左回りの経験がない。だが、彼は身のこなしがいいし末脚のキレもあるから、こなせると考えている」というクルーズ師。「1800mの方がレースしやすいし距離も彼には完ぺきだと思う」と、ドバイターフが意中にあることを示唆した。