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ロジシャンがG1英セントレジャー制覇、コースレコードで無傷の5連勝

2019年09月15日 12:40

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 今年で243回目を迎えた世界最古のクラシックレース、G1英セントレジャー(3歳牡・牝馬、芝14.5ハロン)が現地14日にドンカスター競馬場で行われ、後方を追走した圧倒的1番人気のロジシャンが、直線で外ラチ方向に持ち出されて末脚を炸裂。2馬身1/4差突き抜け、3分00秒26のコースレコードで完勝した。

 3番人気のサーロンプリーストリーが7番人気ネイエフロードとの2着争いをアタマ差で制し、ロジシャンをマークした2番人気のサードラゴネットは残り1ハロンまで食い下がったものの、最後に失速して4着に敗れた。

 ロジシャンは前哨戦のG2グレートヴォルティジュールステークスに続く重賞2勝目でG1初制覇。デビューから無傷の5連勝で英クラシック最後の一冠を手にした。

 自身5度目の英セントレジャー制覇となったJ.ゴスデン調教師は「序盤はフランキー(デットーリ騎手)を手こずらせたけど、徐々にリラックスしてくれた。懸念していた距離もよくもったし、速い馬場がむしろ彼の助けになったね。ひとムチでレコード勝ちなのだから」と快勝劇を振り返る一方、ロジシャンはもう少し柔らかい馬場が適しており、距離も12ハロン向きと評価。セントレジャー参戦は同馬の父フランケルも生産・所有したアブドゥラ殿下の意向が強かったことを明かし、来年は12ハロンに距離を戻す可能性を示唆した。また、これがロジシャンの今季最終戦とコメントしている。