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G1英チャンピオンズSS、ドンファントライアンファントが4年連続の挑戦実らせる

2019年10月20日 14:45

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 現地19日に英アスコット競馬場で行われたG1英チャンピオンズスプリントステークス(3歳以上、芝6ハロン)は、中団の内ラチ沿いで息を潜めていた伏兵ドンファントライアンファント(13番人気タイ)が、残り2ハロン付近から混み合う馬群を捌いて馬場の三、四分所へ持ち出され末脚爆発。内の争いを横目に1馬身突き抜けた。

 ワンマスター(1番人気タイ)が最低16番人気タイのフォーエバーインドリームスとの2着争いをクビ差で制し、もう1頭の1番人気アドヴァータイズは好位の一角から伸びきれず7着に敗れた。

 ドリームアヘッド産駒の6歳馬ドンファントライアンファントは、2歳10月の仏G2クリテリウムドメゾンラフィット以来、4年ぶり2度目の重賞勝ちでG1初制覇。英チャンピオンズスプリントSには3歳から4年連続で挑戦し、2016年に13着(最下位)、2017年が8着、そして2018年は3着と着順を上げていた。

 ドンファントライアンファントは英サッカーリーグ、レスターの元オーナーで、1年前に事故死したウィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が設立したキングパワーレーシング所有馬。A.ボールディング調教師は「キングパワーの初G1を飾れたのは素晴らしいよ。いくつかヒヤっとする瞬間があったが、シルベスタ(デソウサ騎手)が上手く乗り切ってくれた」「彼はチェアマン(ウィチャイ氏)が初めて買った馬だから感動している。彼も誇らしく思っているだろう」と亡きオーナーに勝利を捧げた。