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英ダービーは7月初旬に開催? BHAが調教師たちに最善案を通達

2020年04月19日 08:01

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 新型コロナウイルスの感染拡大により競馬開催を中断している英国競馬統括機構(BHA)は現地17日、再開に向けた“最善のシナリオ”を各調教師に通達した。

 英国の競馬は再開日程を保留にしたまま中断されており、クラシックレースも延期が決定しているが、通達の中でBHAは無観客からの再開など段階的手順を作成し、暫定プランとして提案。主な世代限定戦の施行を確かなものとし、同様に安全防護対策を講じて、できる限りG1レースも施行するとしている。

 また、1000ギニーと2000ギニーの開催を6月初旬、オークスとダービーを7月初旬に計画。一方で、それらの間にロイヤルアスコット開催も予定されている。このケースでは5月の下旬に各クラシックレースのトライアル、ロイヤルアスコット開催に紐づく前哨戦の施行を想定することになり、状況に応じて適宜調整を要すとしている。

 それらを踏まえ、古馬を対象としたG1レースの日程を移動する必要があり、3歳クラシックとの関係上、一部は3歳馬を除外して施行する可能性に言及している。

 なお、無観客や私営の馬券売り場の閉鎖が続くであろう状況下では収入がなく、競馬賭事賦課公社の資金に大きく依存するため、レースの施行数が限られ、賞金への影響も避けられそうにない。さらに、開催日におけるソーシャルディスタンシングの観点から、各レースのフルゲートの制限も必要になるとしている。