J.ゴスデン調教師は現地9月5日に英ケンプトン競馬場にて行われるG3セプテンバーステークス（オールウェザー12ハロン）に、仏G1凱旋門賞を目指すエネイブルだけでなく無敗の英セントレジャー馬ロジシャンをエントリー。しかし両馬の同厩対決は実現しないようだ。

　前人未到の凱旋門賞3勝目を狙うエネイブルは、7月25日の英G1キングジョージ6世＆エリザベスステークスを勝った後、8月のヨーク開催には向かわず。故障明けで出走したセプテンバーSから凱旋門賞を制した2018年のローテーションを取ることをゴスデン調教師は選択した。

　一方のロジシャンは昨年にデビュー5連勝で英セントレジャーを制覇。その後は長期休養に入っていたが、ここに来て戦列復帰のめどが立ってきた。

　陣営のレーシングマネージャーを務めるT.グリムソープ氏は「エネイブルとロジシャンは（セプテンバーSで）対戦しないだろう」とコメント。「エネイブルが出走候補で、ロジシャンの登録は念のため。彼の復帰は間もなくで、いくつかの選択肢を検討している」と、ロジシャンのセプテンバーS回避を示唆している。