カリスマ失ったジャドモントファーム、一族の事業関与で勝負服も継承へ
2021年01月17日 11:27
ハーリド・アブドゥラ殿下の死去により今後の事業継続が不透明となっていたジャドモントファームだが、一族が事業を継承して今後も存続することになった。
ジャドモントグループのダグラス・アースキン・クラムCEOは『ITV Racing』の取材に対して「何も変わりません。これまでもファミリーの存在がありましたし、今もってジャドモントの継続に深く関与しています。これまでと同様に繁殖牝馬を束ね、自家生産事業に注力していきます」と明言。
「殿下が最後に決定したことの一つに今年の交配があります。つまり、200余りの繁殖牝馬をどこ(の種牡馬)に振り分けるかです。フランケルやキングマン、あるいは世界中の偉大な種牡馬たちなど」「そして、それらは来年に誕生し、2025年には3歳馬としてレースをします。2025年に我々がチャンピオンを手にすることになれば、殿下が意思決定に直接関わったと言えるのです」とアブドゥラ殿下の影響に言及した。
その上でクラムCEOは「ジャドモントは継続します。継続性が生産とレース事業の鍵なのです」と強調している。