【凱旋門賞】マーフィーはクロノジェネシスに無事騎乗へ・・・木曜事故は軽症
2021年10月02日 17:31
木曜(30日)にソールズベリー競馬場(英国)のパドックで放馬事故に遭ったオイシン・マーフィー騎手は金曜(1日)のアスコット競馬場で騎乗を再開し、日曜(3日)に行われる凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月3日=パリロンシャン)では日本のクロノジェネシス(牝5、斉藤崇)に無事騎乗できることとなった。
事故は30日のソールズベリー競馬場の1R、2歳戦のパドックで発生した。マーフィー騎手が騎乗していた未出走馬オアシスギフトが突然暴走し、同騎手がフェンスにたたきつけられた。ケガの様子が心配されたが、唇と顔を数針縫う程度の軽症で済んだことを本人がツイッターで報告。すぐに退院し、1日にはアスコット競馬場で4鞍に騎乗している。
レーシングポスト電子版はアスコットでの騎乗を終えたマーフィー騎手のコメントを紹介。同騎手は「元気ですし、お医者さまからもオーケーをもらいました。日曜のロンシャンの前に(土曜は)ニューマーケットにも楽しみな騎乗(G1サンチャリオットS)があります」と前向きに語っている。
また、クロノジェネシスの枠順が外枠になったことについては「少しやっかいですけど、1番や2番よりも良かったと思います」と受け止め、「彼女は大きい馬ではないけど、強い馬です。彼女は素晴らしい精神力を持ったスーパースターですし、ドバイでいい経験を積みました。彼女のトレーナー(斉藤崇師)は若いし、アイデアが柔軟です。意見も合っているので、誰もが願っている結果をつかみたいと思います」と意気込みを語っている。