故アブドゥラ殿下の追悼レース、デットーリ騎手は2着
2022年01月10日 11:05
現地8日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で、昨年1月に死去したハーリド・アブドゥラ殿下の名を冠したレースが行われ、殿下と親交が深かったL.デットーリ騎手が参戦したが2着に敗れた。
アブドゥラ殿下は英・愛・米に拠点を置くジャドモントファームを擁し、これまでに数々の名馬を生産・所有。デットーリ騎手が主戦を務めて凱旋門賞を連覇した名牝エネイブルや、14戦無敗のフランケルなどを送り出した。
プリンス・ハーリド・アブドゥラカップと冠されたレースで、デットーリ騎手はリカバリーランに騎乗。直線でC.オスピーナ騎乗のスターオブウィンズと2頭並んで抜け出したが、最後は突き放されて2馬身半差の2着に終わった。
英競馬メディア『racingpost.com』によると、サウジアラビアジョッキークラブのレーシングディレクターを務めるS.ビンマフーズ氏は、「素晴らしいレースで、生涯を通じてスポーツに多大な貢献をした殿下にふさわしいものだった」と語ったという。