日本人所有のドラゴンシンボル、捲土重来へヴェリアン厩舎に移籍
2022年01月12日 12:00
日本人の窪田芳郎氏が所有し、昨年の英G1コモンウェルスカップで1位入線(2着へ降着)するなどスプリント戦線で中心勢力を担ったドラゴンシンボルが、A.ワトソン厩舎を離れてR.ヴェリアン調教師の下へ転厩した。
英競馬メディア『racingpost.com』が現地11日付けで報じたところによると、ヴェリアン師はドラゴンシンボルがクリスマスの前に転厩したことを認めており、コンディションも上々で素質馬の移籍を歓迎している。なお、今シーズンの予定については「トップ(クラス)の全レース」と述べるに留め、使い出しがいつになるかを明かすには時期尚早と話している。
ドラゴンシンボルは2歳時にレース経験がなく、3歳の3月にワトソン厩舎からデビュー。無傷の4連勝で重賞に初挑戦したG2サンディーレーンステークスで初黒星(2着)を喫するも、次戦のコモンウェルスCでは米国から遠征したカンパネッレと競り合いの末に1位入線を果たした。しかし、進路妨害で2着に降着になると、続くG1ジュライカップとG2キングジョージステークスも2着、さらにG1ナンソープステークスでは3着と善戦及ばず、高い能力を示しながらいまだ重賞勝ちには至っていない。