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ラヴズオンリーユー引退式 矢作師「最愛の娘を嫁に出すような気持ち」

2022年01月31日 11:05

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 BCフィリー&メアターフなどG1・4勝を挙げたラヴズオンリーユー(牝6、矢作)の引退式が30日、最終レース後の東京競馬場パドックで行われた。日が傾き寒さが増す中、約4900人のファンが居残り、競走馬として最後の姿を見届けた。

 川田騎手を背にBC勝利時の優勝レイとゼッケンを身に着け、元気いっぱいの様子で入場。周回を重ね馬体にはうっすら汗もにじみ、まだまだ現役時代の闘争心は健在だった。同馬で海外G1・2勝を挙げた川田騎手は「かかわらせていただいた時間はとても短い時間ですが、僕のジョッキー人生にとって大きな財産を与えてくれました。今後、彼女と過ごした時間が僕の騎手人生の表紙になると僕自身思っていますので、本当に感謝でしかありません」と、幼い頃から意識していたBCを一緒に勝った相棒を特別な存在とした。

 矢作師も「最愛の娘を嫁に出すような気持ちです。海外遠征は皆さんの想像以上に大変で、それを克服した馬、帯同したスタッフを誇りに思います」と別れを惜しんだ。

 ラヴズオンリーユーは31日にも福島県のノーザンファーム天栄に移動し、生まれ故郷の北海道へ移動する予定。馬主DMMドリームクラブの野本巧代表によると、初年度の交配相手は現状エピファネイアが最有力という。早ければ25年夏以降、父母合わせ6冠のビッグベイビーがターフに姿を見せる。

出典:日刊スポーツ