フォービドゥンラブが豪G1カンタベリーSを快勝も、兄弟のフリードマン厩舎は解散へ
2022年03月09日 13:25
現地5日、豪ランドウィック競馬場で行われたG1カンタベリーステークス(3歳以上、芝1300m)は、1番人気のフォービドゥンラブがゲートを決めて主導権を握り、終始手応え良く飛ばして鮮やかに逃げ切った。
2番人気のライトハウスが4番手追走から1.75馬身差の2着に続き、さらに2.41馬身離れた3着には後方2番手から4番人気のプライベートアイが追い込んだ。
デインヒル系オールトゥーハード産駒の4歳牝馬フォービドゥンラブは、昨年2月のサラウンドステークス以来となる2度目のG1制覇。前走のG2ガイウォルターステークスで1年ぶりの白星を挙げ、それと合わせて重賞は3勝目とした。
なお、同馬を兄弟で管理してきたR&M.フリードマン調教師は現地8日にリリースを公開し、コンビを解消して4月1日からそれぞれの厩舎運営に当たることを発表。リチャード師は引き続きローズヒルに厩舎を構える一方、マイケル師はランドウィックとホークスベリーに拠点を置くとしている。
リチャード師とマイケル師は調教師一家の出身で、現在はゴールドコーストで活躍している兄のリー師はすでに殿堂入り。もう一人の兄・アンソニー師は息子のサム師とヴィクトリアで厩舎を共同経営し、2月26日には2歳G1ブルーダイヤモンドステークスを勝った。