英オークストライアルフィリーズS、ローグミレニアムがゴール前の接戦を制す
2022年05月08日 09:07
英リングフィールド競馬場で現地7日にリステッドのオークストライアルフィリーズステークス(3歳牝馬、芝11.5ハロン)が行われ、4番人気のローグミレニアムが8頭立ての後方から直線で大外に持ち出されると、逃げ粘る2番人気ミスティックウェルズを際どく差し切った(アタマ差)。
1番人気のエミリーディッキンソンは2番手追走から伸び切れず5着に完敗。このレースには日本生まれのディープインパクト産駒スリープリースツ(7番人気)も出走していたが、勝ち馬の背後から直線で不利を受けるなど6着に終わった。
ローグミレニアムはT.クローバー調教師が管理するドバウィ産駒で、4月24日にウェザビー競馬場の芝10ハロンでデビューしたばかり。これで無傷の2連勝とした。
クローバー師は「彼女は確かな種牡馬の産駒だし、もし勝てばオークスに出走させたいとここに来る前から決めていた」「彼女はまだ経験が浅く、調教のたびに成長している。実のところエプソム(英オークス)を求めるのも迷いがあったけど、我々は行かなければならない。彼女は開花せんばかりで進化し続けられると望みを持っているんだ」と、自身初のクラシック参戦に意欲を見せている。