6月のロイヤルアスコット開催後に一時的に袂を分かつことを示唆したL.デットーリ騎手とJ.ゴスデン調教師だが、現地7日のリステッドで再タッグを組んで白星を挙げた。

　ニューマーケット競馬場でのサーヘンリーセシルステークス（3歳、芝8ハロン）で、デットーリ騎手はJ＆T.ゴスデン厩舎のマイティユリシーズ（前走はデットーリ騎乗でG1セントジェームズパレスステークス5着）に騎乗し、見事に1馬身半差の勝利を収めた。

　今年のロイヤルアスコットでの自らの騎乗を「たぶん35年間のキャリアの中で最悪だった」と振り返ったデットーリ騎手だが、「自分は51歳で、ジョン（ゴスデン調教師）は71歳。子供じゃないんだから、きちんと話し合って今は前だけを見ている。過去は過去だ。彼のためにいい騎乗ができたことをうれしく思う」と語った。