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【世界の調教師紹介 Vol.8】ジョン・ゴスデン

2018年09月12日 14:30

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イギリスを代表する伯楽。これまで世界中で100以上のG1制覇を積み重ね、2012年、15年と2度イギリスのチャンピオントレーナーに輝いている。

イギリス出身のゴスデン調教師は1951年3月30日生まれ。名門ケンブリッジ大学で経済学を修め、ベネズエラで土地開発に携わった後、調教師だった父と同じ競馬の世界へと進み、1970年代半ばにはイギリスでノエル・マーレス、アイルランドでヴィンセント・オブライエンという歴史に残る大調教師の下で学んだ。その後アメリカ・カリフォルニアに渡り、1979年に自らの厩舎を開業。米最優秀古牡馬ベイツモーテルや米最優秀芝牝馬ロイヤルヒロインを手がけるなど成功した。

ドバイのモハメド殿下の誘いもあって1989年にイギリスに戻り、2012年からは現在のクレアヘイヴンステーブルズ(ニューマーケット)が拠点。これまで英クラシックで9勝を挙げており、G1英ダービーは1997年ベニーザディップ、2015年ゴールデンホーンで2勝、G1英オークスも2014年タグルーダ、2017年エネイブルで2勝。そのほかG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSは2011年ナサニエル、2014年タグルーダ、2017年エネイブルで3勝。フランスのG1凱旋門賞も2015年ゴールデンホーン、2017年エネイブルで2勝を挙げている。

なお、ゴールデンホーン、エネイブルはそれぞれ2015年、2017年の欧州年度代表馬。ゴスデン調教師は、2014年にもG1愛2000ギニー、G1サセックスSなどを勝ったキングマンを欧州年度代表馬に導いており、厩舎から近年大物が次々に現れている。

また、2008年にはアメリカのG1BCクラシックをレイヴンズパスで制したほか、UAEでも2010年にダーレミ、2017年にジャックホブスでG1ドバイシーマクラシック優勝と海外遠征でも手腕を発揮している。

近年のG1勝ち
2018年:
エクリプスS(イギリス):ロアリングライオン
英ゴールドC(イギリス):ストラディヴァリウス
セントジェームズパレスS(イギリス):ウィズアウトパロール
コロネーションC(イギリス):クラックスマン
ガネー賞(フランス):クラックスマン

2017年:
英チャンピオンS(イギリス):クラックスマン
クイーンエリザベス2世S(イギリス):パースウェイシブ
凱旋門賞(フランス):エネイブル
ヨークシャーオークス(イギリス):エネイブル
グッドウッドC(イギリス):ストラディヴァリウス
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(イギリス):エネイブル
愛オークス(アイルランド):エネイブル
英オークス(イギリス):エネイブル
ドバイシーマクラシック(UAE):ジャックホブス

2016年:
英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(イギリス):ジャーニー

文:秋山 響(TPC)

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