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バーイードに苦杯を喫したリアルワールド、天敵不在のQE2でG1制覇狙う

2022年09月23日 11:43

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 春のマイルG1で欧州最強馬バーイード相手に健闘したリアルワールドが、ライバル不在のクイーンエリザベス2世ステークス(QE2、10月15日、芝8ハロン、英アスコット競馬場)で悲願のG1制覇を狙う可能性が出てきた。

 S.ビン・スルール厩舎の5歳馬リアルワールドは昨年、10月の仏G2ダニエルウィルデンシュタイン賞まで4連勝。今年は1月のドバイG2ザビールマイルを勝って5連勝としたが、中東のダート2連戦では結果が出ず、欧州に戻ってからは5月の英G1ロッキンジステークス、6月の英G1クイーンアンステークスでいずれもバーイードの2着に敗れた。

 その後は英G1エクリプスステークスで中距離に挑戦する予定も体調不良で回避。逆にバーイードが中距離に転向して快進撃を見せているため、マイルのQE2は最強馬不在が確実となっている。

 ビン・スルール調教師は「リアルワールドはすでに調教をフルに行っているが、今後の予定はまだ立っていない」とコメント。「QE2はバーイードがいないだろう。しかもリアルワールドはアスコットのマイルを勝った実績がある」「昨年に勝ったダニエルウィルデンシュタイン賞かQE2のどちらかに行ければいいね」と話している。