ミシュリフが凱旋門賞に参戦へ、鞍上にビュイック騎手を確保
2022年09月28日 12:01
昨年の英インターナショナルステークスなどG1レース3勝の強豪ミシュリフが、現地27日に締め切られた凱旋門賞の第2回登録取消でもエントリーを残し、このまま参戦することが決定的となった。
今季のミシュリフは2月のサウジカップで始動するも前走のアイリッシュチャンピオンステークスまで5戦未勝利。2戦目の英G1エクリプスステークスでスムーズなレースをできず2着に惜敗すると、続く2戦はJ.ドイル騎手に乗り替わってキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで3着、連覇を狙った英インターナショナルSではバーイードに完敗の2着に敗れた。
さらに愛チャンピオンSではドイル騎手の落馬負傷に伴いC.キーン騎手が代打騎乗。しかし、重馬場が合わず4着に敗れた。『Sky Sports Racing』の取材に答えたJ.ゴスデン調教師は「彼は好調でW.ビュイックが騎乗することになると思う」「アイルランドの馬場はベタベタで脚に絡みついた。彼が好む馬場ではなかったが、最後までベストをつくしていたよ」と前走を回顧。
その一方で「ほんの少し精彩を欠いただけだ、彼は1マイル半(2400m)や仏ダービー、重馬場でも勝ったことがある」と凱旋門賞の舞台設定に該当する条件を列挙し、傑出馬が不在の今年は参戦に傾く陣営が多く、勝機も望める状況にあることを示唆した。
ゴスデン師はミシュリフの豊富な経験と万能性を称え、順調ならシーズン終了後にフランスで種牡馬入りすると明かしている。