豪3歳G1スプリングチャンピオンSを制したシャープンスマート、連闘でヴィクトリアダービーへ
2022年10月23日 08:11
現地22日、豪ランドウィック競馬場で3歳G1スプリングチャンピオンステークス(芝2000m)が12頭により争われ、中団追走の5番人気シャープンスマートが3番手から抜け出した2番人気エリプティカルを最後の一完歩で差し切った(0.08馬身差)。
シャープンスマートはエリプティカルの背後から直線に入るも、周囲をふさがれてやや窮屈な格好に。残り300mでできたスペースから外に持ち出されてしぶとく末脚を伸ばし、粘り込むエリプティカルを逆転した。さらに0.42馬身差の3着には道中でシャープンスマートの後ろにいた1番人気のシーズエクストリームが続いている。
シャープンスマートはG&D.ロジャーソン調教師が共同管理するレッドウッド産駒のセン馬で、今年4月のデビュー2戦目にニュージーランドのリステッドで初勝利。6月のG1・J.J.アトキンス(4着)で2歳シーズンを終えると、ニュージーランドで始動した今季は2戦目の前走でG3グローミングステークスを勝つなど今回まで3連勝している。このG1初制覇で通算成績を7戦4勝とした。
同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、グレイム・ロジャーソン調教師は2011年のクイーンズランドオークス以来となる豪州でのG1制覇。同師は「彼は私が求めることをほぼやり遂げた。来週のダービーを勝ったら、その後は休暇だね」と、連闘でのヴィクトリアダービー制覇に自信のコメントを残している。