浅野一哉騎手がNZでG3勝ち、冷静な手綱捌きで週間最優秀騎乗に選出
2022年10月26日 11:37
ニュージーランドを拠点に活躍中の浅野一哉騎手が、現地23日にトレンサム競馬場で行われたG3トンプソンハンデキャップ(芝1600m)を、2番人気のヒーズアドゥージーに騎乗して差し切り勝ち。その内容が同25日に発表の週間最優秀騎乗に選出された。
浅野騎手とヒーズアドゥージーは14頭立ての9番枠から互角の発馬を決めるも、早々に後方3番手まで下げて内ラチ沿いに潜り込む。徐々に進出して迎えた直線では浅野騎手が後方を確認しながら外に切り替えて馬群の間を抜け出し、大外からスムーズに先んじた3番人気マルクスアウレリウスを最後の100mで逆転。0.8馬身差をつけてゴールした。
ヒーズアドゥージーはザキント(その父ダンシリ)産駒の5歳セン馬で重賞初制覇。これまで重賞はG2とG3で各1戦し、ともに10着以下に大敗していた。しかし、今年2月のハンデ戦以降は今回までリステッドの1勝を含む5戦連続の連対(3勝)と成績を安定させている。