賞金総額100万豪ドル（約9363万円）の条件戦、ザ・ゴング（3歳以上、芝1600m）が現地19日にケンブラグレンジ競馬場で行われ、5番手で中間点を通過した1番人気のリオディーニが、直線で横一杯に広がる追いくらべの真ん中から0.5馬身抜け出して快勝。1分33秒57のトラックレコードをマークした。

　2着に後方から追い込んだ3番人気のホープインユアハート、さらに0.5馬身差の3着には中団から勝ち馬の背後を通って2番人気のオールドフレイムが続いた。

　G.ウォーターハウス＆A.ボット調教師が共同管理するリオディーニはプロワジール産駒の6歳セン馬。2019年6月にニュージーランドでデビューすると、3歳12月のG3ボーンクラッシャーステークスまで4連勝したが、その後は明けて1月のレヴィンクラシックや4歳10月のエプソムハンデキャップで3着、5歳の昨年も9月のジョージメインステークスで2着などG1で善戦しながら勝利には届かず、今回で約3年ぶりの通算5勝目を手にした。