現地20日、香港シャティン競馬場でG2ジョッキークラブカップ（芝2000m）が行われ、1番人気に推されていたロマンチックウォリアーが人気に応えた。

　レースはやや縦長の展開となり、ロマンチックウォリアーはトゥールビヨンダイヤモンドを見る形で4番手から。直線に入ると馬場の4分どころから先行したカーインスターらをかわして残り200メートルで先頭に立ち、内から追い込んだトゥールビヨンダイヤモンドを悠々と1馬身1/4差で退けた。

　3着はさらに3/4馬身差でセニョールトーバ。2番人気に推されていたビューティージョイは中段から見せ場なく後退して7着、5月のG1チャンピオンズ＆チャターカップ勝ち馬のロシアンエンペラーは最下位の9着に沈んだ。

　C.シャム厩舎の4歳馬ロマンチックウォリアーは今年前半のクラシック路線で香港クラシックマイルと香港ダービーの二冠を制覇。4月にはG1クイーンエリザベス2世カップも勝っており、それ以来のレースだったここも危なげなくものにした。