フェイザが米G2サンタアニタオークス圧勝、ただしKYオークスには向かわず
2023年04月10日 13:40
現地8日、米サンタアニタパーク競馬場でG2サンタアニタオークス(3歳牝馬、ダート8.5ハロン)が行われ、F.プラ騎乗のフェイザがデビューからの連勝を5に伸ばした。
好スタートから3番手付近につけたフェイザは、3コーナーからまくり気味に進出。先頭で直線に入ると後続を全く寄せ付けず、独走のままゴールした。
6馬身半差の2着は2歳時にG1シャンデリアステークスを勝ちがあり、前走のG3サンタイサベルステークスでもフェイザの2着だったアンドテルミーノーライズだった。
B.バファート厩舎のフェイザはガーヴィン産駒。2歳時にデビュー2連勝でG1スターレットステークスを制すと、年明けからはG3ラスヴァージネスステークスとサンタイサベルSを含めて3連勝となった。
例年ならサンタアニタオークスを快勝した馬はG1ケンタッキーオークスの有力馬に浮上するが、薬物違反で処分を受けたバファート厩舎の管理馬は今年のKYオークスへの出走が認められていない。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、フェイザのオーナーサイドはクラシック出走のための転厩はせずバファート厩舎にフェイザを預け続けることを選択し、KYオークス回避を表明。バファート調教師はフェイザの次走について、ニューヨークエリアでのトップレースのどれかになると話している。