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2年ぶりに米三冠レース復帰のバファート師、馬主からの信頼揺らがず

2023年05月19日 14:05

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 薬物規定違反のため米クラシックから遠ざかっていたB.バファート調教師が、現地20日のG1プリークネスステークスで2年ぶりに三冠レースに戻ってくる。

 バファート師は2021年のケンタッキーダービーで1位入線したメディーナスピリットに薬物規定違反があったとして、KYダービーが開催されるケンタッキー州や三冠最終戦のベルモントステークスが実施されるニューヨーク州での出走停止処分を受けた。

 この期間に同師の元を去ったオーナーもいたが、トップオーナーの大半はそのままバファート厩舎に所有馬を委託。昨年の同厩舎の出走数(259)は1994年以降では最少だったものの勝率は29%と高水準を維持し、米国内のG1を8勝したほか、ドバイワールドカップもカントリーグラマーで制した。

 バファート師の三冠出走は21年のプリークネスSでメディーナスピリットが3着となって以来。同厩舎から今年のプリークネスSに出走するナショナルトレジャーが勝てば三冠レース通算16勝目で、プリークネスSの通算8勝は史上初となる。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ナショナルトレジャーの共同馬主であるJ.ウルフ氏は「誰かがプリークネスSを勝てるのなら、ボブが勝てる」と全幅の信頼をバファート師に寄せている。