今年限りでの引退を表明しているL.デットーリ騎手が、最終騎乗予定を11月上旬のオーストラリア開催まで延長することを発表した。英競馬メディア『racingpost.com』などが報じている。

　デットーリ騎手はこれまで11月3日から4日にかけての米ブリーダーズカップ開催がラストライドになるとしていたが、今回の発表では同7日のメルボルンカップ・デー、同9日のケネディオークス・デー、同11日のチャンピオンズステークス・デーにも騎乗するという。

　デットーリ騎手はメルボルンCに通算17回騎乗するも未勝利。1999年のセントラルパーク、2015年のマックスダイナマイトで2着に入ったが、2019年にはマスターオブリアリティで2位入線するも進路妨害で4着へ降着となった。

　数々の偉業を達成してきたデットーリ騎手は「メルボルンCは常に勝ちたいレースのひとつ」と話しており、「最後にあのカーニバルのためにメルボルンへ戻るのは楽しみ。メルボルンCでの勝利でキャリアを締めくくりたいね」と語っている。