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オーギュストロダンは今年で引退濃厚とオブライエン師、「かけがえのない存在」

2023年08月29日 12:30

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 今年の英愛ダービーを連勝したディープインパクト産駒オーギュストロダンは、同厩馬ルクセンブルクとともに現地9月9日のG1アイリッシュチャンピオンステークスに向かう予定。またA.オブライエン調教師は、同馬が今年限りで引退する可能性が高いことを示唆した。

 これは英競馬メディア『At The Races』が報じたもの。オーギュストロダンは英ダービーと愛ダービーを連勝したが、古馬との初対戦となった7月末の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは早々に脱落し、勝ち馬フクムから100馬身以上も離れた10着に沈んだ。

 キングジョージの敗因についてはオブライエン師も「何が起こったのか、実際のところは分からない。彼はずっと外に張り出されていたが、ライアン(ムーア騎手)が思っていたよりもかなり早く手ごたえを失った」と語ったように測りかねている模様。それでもタフなレースに巻き込まれず無事に戻ってきたのは幸運だったかもしれないと前向きにとらえている。

 そしてオブライエン師は、愛チャンピオンSの結果にかかわらず、オーギュストロダンが4歳となる来年も現役を続ける可能性は低いと示唆。「彼は血統的にとてもユニークな馬。本当にかけがえのない存在だ」と、種牡馬として貴重な存在になり得ると続けていた。